在学生へのインタビュー在学中に公認会計士試験に合格、 監査法人で働く山本さんへインタビュー

関西学院大学経済学部4年生 山本 佳奈さん

2019年3月関西学院高等部卒業。 2019年4月関西学院大学 経済学部入学後、田村翔平ゼミにてゲーム理論を研究。
1年夏から公認会計士試験の勉強を始め、3年冬に合格。 現在は学生非常勤として大手監査法人に勤務。
「時間のある学生のうちに、公認会計士試験に合格したかった。」

大学3年生で公認会計士試験に合格し、学生として勉強しつつ、監査法人で非常勤として働いている、関西学院大学経済学部4年生の山本佳奈さんにインタビューしてきました。

公認会計士試験は2021年度の合格率9.6%の言わずと知れた超難関試験。学生時代に合格するには相当の努力が必要です。

そんな公認会計士試験に、山本さんはどのように合格したのか。また公認会計士になるために経済学部の勉強がどのように役立っているのか。

今回は山本さんへのインタビューを通して、公認会計士試験合格について、大学生に公認会計士試験を勧める理由、経済学部の勉強がどのように役立っているのかを紐解いていきます。

在学中に公認会計士試験に合格した、山本さんの志望動機と勉強法

田村ゼミでの集合写真
本日はよろしくお願いします!山本さんは本当に素晴らしい経歴をお持ちですが、どのようなきっかけで公認会計士試験への挑戦を決意したのでしょうか?
中学生のときに“なにか自分の強みを持ちたい”と考えたことがきっかけです。

当時の先生が“これからは女性も強みを持って働けるようにしたほうがいい”と仰っていたので、その頃から会計士や弁護士、医師のような難関資格を取りたいと考えていました。
中学時代から興味を持っていたなんてすごい…しかも、大学在籍中に合格したなんて…
ありがとうございます!そうですね、もともと大学在学中に合格したいと考えていました。

高校生の時から公認会計士になると決めており、試験合格には4000時間の勉強が必要と聞いていたので、時間的余裕のある大学在学中に合格を目指そうと考えていました。
なるほど…それにしても相当苦労されたのではないでしょうか?勉強時間がとても多そうです。
専門学校に通い勉強していましたが、苦労という苦労は感じませんでした。

専門学校の先生の仰るとおりの内容で、一定量の勉強を毎日続けていれば、合格できました。
それが“苦労がなかった”とはなかなか言えませんよ…資格取得の勉強を通して成長したことはありますか?
大きな目標を達成する力でしょうか。

公認会計士試験に合格するために、計画を立て、その計画を細分化し、決して無理はせず、少し頑張ればできるレベルの努力を繰り返しました。こつこつ努力を積み重ねる力がついたことが試験を通して成長できた点だと思います。
結局それが結果を出す近道ですよね。
本当にそう思います。もちろん、会計や法律などの知識も身につきました。

山本さんが語る、公認会計士という職業の魅力

専門学校の教科書
専門学校のテキスト
公認会計士という職業を学生さんに勧められる理由を教えていただきたいです!
業務内容が楽しく、待遇も良いことですね。
私は現在監査法人で働いていますが、監査法人では1人のスタッフが複数の会社にアサインされるので、毎週違うチームメンバーと働き、様々な業種・企業の監査をすることができます。仕事を通して多種多様な人と話せる点や、色々な会社について学ぶことができる点がとても面白いです。
ありがとうございます。若いうちから色々な人と働ける経験は貴重ですよね。山本さんは普段どのような業務をされていますか?
監査業務をしています。

監査法人での会計士の業務には、企業の監査を行う監査業務と、アドバイザリーやコンサルティングを行う非監査業務がありますが、私が担当しているのは前者です。

監査業務とは、企業が公開する財務情報が投資家の意思決定の材料として本当に適切なものかを第三者の視点から確かめるものです。主にExcelを使って作業をするのでExcelの操作方法はもちろん、会計や税務、ファイナンスに関する知識も身につきます。
企業さんからすればとてもありがたい仕事ですよね。
そうだと良いなと思います。

公認会計士の試験は簡単ではありませんが、しっかりと勉強すれば合格は難しくないと思います。勉強時間を確保しやすい学生のうちに試験に挑戦することは良い選択だと思います。

なぜ公認会計士を目指すうえで、経済学部を選んだのか

学校の友人と山本さん
専門学校の友人と合格を喜ぶ山本さん(左端)
会計士というと商学部などの学部を連想しますが、なぜ経済学部に進学されたのですか?
他にはない強みを持つ会計士になれるのではと思ったからです。
会計士が会計に詳しいのは当然だと思ったので、大学では会計以外の分野を学ぶことで、独自の強みを得られると考えました。

もちろん商学部でも簿記や会計のほかに経営学などを学ぶことができますが、経済学の大きな視点から世界を見る考え方にも惹かれたため、経済学部を選びました。

マクロ経済学の社会全体の流れを数値化・記号化して分析するという考え方は好きですし、他の会計士とは違った素養を身につけられたのかなと思います。
本当に山本さんは勉強熱心で尊敬します…。経済学部について、満足している点はどこですか?
経済学について、深く学ぶことができた点です。

熱心な先生方に質問に答えていただいたり、さらに学びを深めるのに役立つ本を紹介していただいたりと、学ぶ環境に恵まれて本当にありがたかったです。
印象に残っている授業はありますか?
1年生のときに履修した経済学の基礎的な授業ですね。当時担当してくださった藤井先生には経済学のみならず学生としての学ぶ姿勢も教えていただき、印象に残っています。
ありがとうございます!最後に、受験生に向けてメッセージをお願いします!
経済学部は関西学院大学の看板学部であり、関西学院理事長の村上一平さんや、村田治前学長をはじめ、各界で活躍されている先輩方も多く学ばれた学部です。経済学部で得た経験と人とのつながりは、卒業後もあなたの資産になることと思います。
中学生のときに出場したビジネスプランコンテストにて、現関西学院理事長の村上一平さんと
中学生のときに出場したビジネスプランコンテストにて、現関西学院理事長の村上一平さんと

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山本さん、ありがとうございました!

公認会計士試験合格という大きな目標を、大学在学中に成し遂げた山本さん。

その裏には強い意志と、努力の継続、そして経済学部の先生や友人との繋がりがありました。

山本さんのお話を聞いて、関西学院大学経済学部は、目標に向かって頑張りたいことのある学生に打って付けの学部であることがわかりました。

大学生活を本気で頑張りたい方にとって、関西学院大学経済学部の知識と人との繋がりは大きな力になります。

「自分も頑張りたい」と思った方は、ぜひ関西学院大学経済学部への入学を検討してみてください!

より経済学部について知りたい方は、経済学部HPや、われら関学経済人もご覧ください!